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八男って、それはないでしょうの概要
あらすじ
彼は魔法という才能を頼りに独立を目指す!!
商社マンだった信吾が目を覚ますとそこは異世界――。信吾が転生したのはヴェンデリンという辺境の貧乏騎士爵家の八男だった。なにもなければ人生詰むような状況で、彼は魔法という才能を頼りに独立を目指す!!
引用元：https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/330037/
感想
40代女性
転生したことをあわてないで受け止めたことがすごいと思いました。そして前世の記憶があるのにずいぶん落ち着いているなと感じました。すごくおもしろいマンガでストーリーにすいこまれていくようでした。主人公にチートスキルはないようですが師匠に恵まれて、たくさんの努力でいろいろなことを身につけていくところがいいです。現実の私たちにも努力をしていく大切さを伝えているように感じました。魔法の才能はずば抜けていて本を読み、実践しながら実力をあげていくところが見どころです。ちなみに師匠がイケメンです。すごくいい師匠に出会えてよかったと思いました。おもしろいと感じたところは魔法以外、不得意なところです。なんでも完璧で得意になることばかりでは面白くないのですが努力していくところは、私たちにも共感できます。魔法の技量によって成り上がり、周りの大人から政治的に利用されるところがありますがいろいろな経験をしてまっすぐな主人公だから安心してみていました。物語はテンポがいいのでたのしく見ることができました。キャラクターも面白かったです。絵がすごくきれいでとっても見やすいマンガでした。はじめてマンガを見たときは「八男」って何だろうと思いました。でも貧乏貴族の八男だと納得しました。
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40代男性
国から開発を放棄されているど田舎にある貧乏貴族の八男。父親は自分に無関心なようで。家督を継ぐ長男からは疎まれている。というなかなか厳しいスタート地点から始まる主人公ヴェル君の冒険譚です。といっても、有り余るほどの魔法の才能を持っているためそのような条件は全くハンデにならず、寧ろ実家を見切るいい口実として淡々と冒険者としての腕を磨いていきます。実家を出てからの出世や名誉などに関してはあまりにも順調に階段を駆け上がっていくので嫉妬すら覚えません。ただ、やはり日本人の悲しい性なのか、それともブラック企業勤めの影響か、上司でもある辺境伯の命令ととはいえ、実家に引導を渡すよう命じられたことを悩む姿には心を打たれます。特に、幼いころに色々面倒を見てくれた長兄嫁をどのように処するべきかに頭を悩ませたり、父親の代から続く領民との確執も燃料となるようで、どのような終着点を迎えるのか見ものです。登場人物は、ヒロインたちがどれも個性的な美少女ぞろいで、特にそれぞれ髪の色などが異なるので、カラーだと非常に映えるのがポイントです。婚約者のエリーゼが本妻確定のですが、第二婦人などの序列を巡ってなかなか激しい争奪戦が繰り広げられているようで、そちらも目が離せないところです。
30代男性
現代人が異世界に転生する設定の作品は昨今珍しくもありませんが、この作品の主人公ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターの場合、転生要素はほぼ関係なく、貧乏貴族の八男という恵まれない地位から、順調に立身出世してゆく様が面白いですね。奇縁に恵まれて最強の魔法使いになれた点など、多少ご都合展開が目立つものの、貴族なのに辺境にあって貧しいバウマイスター家の現状、宮中における貴族たちの権力闘争が妙にリアルに描かれているところに魅力を感じました。主人公と敵対する側の悪役が悪く描かれるのは当たり前でしょうが、主人公の味方陣営にも、欲得ずくで行動する人間が多く、かならずしも正義のヒーロー的な清廉潔白な人物ばかりじゃないところが、この作品を面白くしているのだと感じます。主人公のヴェンデリンにしても根っからの善人とは言いがたく、長男で兄のクルトを容赦なく排除しちゃっていますが、この行動にもかえって好感を抱きましたね。クルトが無能で悪人化していたこともありますが、利己的に動くのは人間の本来のあり方だとも思うからです。また本作品には堂々と側室制度が登場します。主人公が多くの美少女を集めてハーレムを築くような展開は珍しくありませんが、側室としてきちんと妻に迎えてしまう仕組みが整っているところは感心させられましたね。全体的に、妙にリアルに人間の欲望を反映させているところがお気に入りの作品です。
40代男性
まず第一印象は丁寧に絵が描かれているなと感じました。男性向けの漫画としてはギリギリのポジション。あと一歩で女性向けの漫画の絵柄に見えるくらいキラキラしており色彩も鮮やかです。内容はいわゆる異世界に転生して俺tueee系とでも言いますか、あまり苦労をする事もなくどんどん強くなり地位も上がりお金もどんどん入ってくるようになる。これは突き抜けている爽快感を味わうべきものなのかと思う程です。ただ残念なのは主人公は日本から異世界に転生し貴族の八男として生まれ変わったとあるのですが、転生した意味、元日本人である事、転生した後の年齢よりずっと長い人生経験を歩んでいるというアドバンテージがほとんど生かされていない点でした。また八男という設定に関しましても序盤ではほとんど生かされておらず、せいぜい『貴族だけど長男じゃないから家は継げない』程度のものでした。ただ途中からストーリーの空気が変わり、家を継いだ長男との確執なども出てくるようになります。このまま貴族の権力争いに向かいドロドロとした方向に流れていくのか、それともまた圧倒的にインフレした権力や財力でねじ伏せて俺tueeeに戻ってくるのか色んな意味で先が気になる漫画です。
20代女性
最近多い最強設定の漫画でした。しかし、主人公が八男という点に関しては背景が弱いところから始まるものでそこからの成り上がりは面白く読めました。また仲間も多彩でよくあるハーレムものかと思いきや、特にそういった描写も少なくバトルシーンや、修行シーンなどが面白い作品でした。しかし、もう少し中2病要素を盛り込んでいた方が少年誌好きな人にとっては高評価かもしれないです。特に魔法を使ったバトルシーンなど、分かりやすい名前や、設定だったので、そこは少し凝って欲しかったです。武器などもあまり設定があるわけでもなく、強いて言うのであれば魔法鎧などの設定まで良かったのですが、詳細の設定や名称などあれば良かったかと思います。基本的にストーリーは当初にも言った通り、よくある最強設定なので、特に困難などなく、主人公が困るだけの描写、シーンだったので読み進めるのには無理なく読めるようなストーリーです。なのでその分、武器や技、魔法の設定が弱いのが残念でした。ギャグ要素に関しては所々はさんでおり、クスッと笑ってしまう様なシーンは個人的には好きでした。ただ、ほんとにクスッと笑う程度なので、読みやすい内容であればもう少し盛り込んでいた方が更に楽しめたかと思います。結果的には満足いく作品とは言えないのですが、片手間で見る漫画としてはいい作品かと思いました。
20代女性
異世界転生ものの中でも珍しく、貴族社会のことについて結構詳しく知ることができるので面白いです。貴族について、王国の内情や地方領主の話、しがらみや制度的な話など、マニアックすぎる事柄が多く出てきますが、それぞれがしっかり詳しく丁寧に描かれていたので、ストーリーについていきやすかったですし新しい発見も多くできました。ここまで貴族的な話を深く掘り下げながらファンタジー感満載に仕上げられている作品は他にないだろうと思います。主人公が転生後に周りの大人たちに政治的に利用されるようなこともありますが、それでも頑張って経験を積み上げていく様子も面白かったです。謙虚さをしっかりと持ちつつ、強さもあったのがよかったです。さらに、美人なヒロインの存在もこの漫画には欠かせないなと思いました。キャラクター自体個性的に描かれていて、非常に魅力的でした。異世界を描きながら、登場人物の姉妹関係やそれぞれの関係性もうまく取り入れながら展開して行っていたのが素晴らしいなと感じました。マニアックな物事が好きだという人や、異世界転生ファンタジー漫画が好きだという人に特にお勧めしたいです。緻密な線で描かれた作画にも注目してみてほしいです。
20代女性
異世界だけど普通に日本語を使っているというのが衝撃だったけどその方がが言語的な矛盾も無いので割り切った良い設定だと思う。 世界有数の魔法使いで貴族当主になり何か時間やイベントがある度に女性キャラが増えやたらハーレムが大きくなる。なろう 版ではそれがワンパターンになり飽きられ人気が低下したとかいう説あり。 個人的には下手にステータスやスキルというものが無いのは良いと思う。最初は確認しても中盤以降ほとんど触れられない作品が多いので良い判断だと思う。 作品としては基本的には明るくコメディ寄りの部分が多いが戦争や後継ぎ問題などシリアスな長編も多い。飽きさせない構成になっている。ただ巻数がかなり出ていてストーリーが長く金銭的にも内容を追うのが大変なのがネック。
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