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今際の国のアリス全巻をお得に安く読む方法
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今際の国のアリスの概要
あらすじ
サバイバル・サスペンス、開幕！
やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖（アリス）良平が悪友の苅部（カルベ）や張太（チョータ）とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕！
引用元：https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/132052/
感想
40代女性
「今際の国のアリス」は、主人公である有栖良平やその他の人物が「今際の国」に飛ばされ、「げぇむ」を行う漫画です。少年漫画ですが綺麗目の絵で女性にも読みやすいと思いました。はじめから謎が多く、何故「今際の国」に飛ばされているのか、「げぇむ」とは何なのか、誰が行っているのか等ハラハラしながら読むことができました。主人公の名前が「有栖＝アリス」であり、また他にも「不思議の国のアリス」を彷彿とさせるような名前の登場人物がいたり他にも読み方に当て字をしたような名前の登場人物がたくさんいます。アリス関係の名前の人は重要人物なのか、など考えながら読むのも楽しかったです。作中の数々の「げぇむ」はよく考えられていて、ただ読んでいるだけでは難しいものもいくつかありますが、漫画なので図で表すようなものも見やすくて良かったです。このような状況で人が人を信用してお互い助け合うというような理想の部分と、お互い蹴落としあうような部分が描かれており、泣きたくなるような辛い別れもたくさんありました。主人公のアリスが心身ともにどんどん成長していくのも見どころだと思います。ストーリーが進むにつれ、この世界は何なのか、動かしているのが誰なのかが段々明らかになってきて、先が気になってどんどん読んでしまいました。最後は「なるほど」と納得はできましたがほんの少し、違う展開を期待していた自分もいました。ただ、非常に引き込まれるストーリーと展開でとても楽しめる漫画だと思います。
他の感想はこちら
30代男性
「今際の国のアリス」は平凡な高校生がある日突然非日常の世界に迷い込み、そこで行われる命懸けの「げぇむ」に参加させられるお話です。「げぇむ」は参加者である「ぷれぃやあ」達で協力してクリアを目指すものから、生き残りを懸けて闘うものまでさまざまで、各「げぇむ」の難易度や種類はトランプのカードで示されます。仲間の高校生達と共に順調に「げぇむ」をクリアしていく主人公達でしたが、とある「げぇむ」で遂に仲間達を失った主人公。自分だけが生き残ってしまったことに罪悪感を感じながらも、新たな仲間と出会い再び「げぇむ」に参加をすると決意しました。そうして辿り着いた先である「びぃち」そこで新たに「でぃぃらあ」という「げぇむ」の進行役の存在を知り、「げぇむ」をクリアするために「でぃぃらあ」と全面対決をするたな展開に進みました。そしてそこに至るまでに様々な形でサイドストーリーが描かれているのですが、それらの物語の全ての伏線が最終的に回収されています。この物語の結末は書きませんが、私はこの物語を通して主人公を始めとした様々なキャラクターたちの過去の物語からくる生き様を見ることができて本当にただのサスペンス漫画ではない、人間ドラマを垣間見る事が出来たと思います。
30代男性
まず一番の感想としてはそんなに人に自慢できるほどゲーム系の作品を読んでいる訳ではないのですが、私が知るマンガの限りこの『今際の国のアリス』のストーリーが最も騙し合いや言葉による駆け引き、流血表現がエグいと思いました。Netflixの実写を拝見して漫画の原作を見てみたくなり読んでみたのですが、やっぱり原作の方がダイレクトに感情を読み取れるので面白いです。実写はいろいろな人物の動きがあるのですが、漫画は最高の一瞬を切り取って読者に見せてくれるのでやはりスピード感があります。やはり実写で原作を超えてくることは難しいんだなと改めて感じました。作中で生き残った者は他の者の死を背負って生きなきゃいけないというこの表現が、非常に重いのですが分かりやすいし緊張感も半端なく完成度が他のゲーム系の漫画より高いと思いました。えっ、その人まで死んじゃうの？という予想外すぎる裏切りが私の心を言い意味でぐちゃぐちゃにしてくれました。この漫画は毎日人が死んでいく現実に遭遇し、ひたすら生きることの意味について考える漫画です。 時には生きる希望が無くなって自暴自棄になってしまう時もありますが、生きる意味は何なのか？という問いの答えを見つける漫画になっています。
40代男性
デスゲームに間違いないけれど何者かによって引き起こされたゲームではないのが最大の謎でしたね。暗躍する運営チームが登場するので彼らが黒幕と思っていたら全く関係ない集団で彼らもデスゲームの犠牲者で謎が深まるストーリー性がこの作品の魅力でしょう。最後のラストゲームでこの今際の国や原因の大きな花火の正体がわかりますが、教えてもらればタイトルから今際の国の意味がわかるのでそういうオチになるのかと気づきます。他にもいろんなゲームを用意していますが最初の方に出てくる植物園はゲームクリアができるのが一人だけはやめてほしかったです。判断ミスや自己中心的な人間が判断を誤った場合、死亡するなら同情しませんが主人公の有栖以外の参加者である勢川、紫吹、苅部が有栖を生かすために自己犠牲を選んだ結果なので残念でした。正直、苅部の持ち前の身体能力と冷静な判断の印象が強いので有栖より主人公としてふさわしくセカンドステージまで生き延びるけど有栖と敵対する展開になりゲームから降りるストーリーだったらよかったです。生き延びた人は一部の人は今際の国に残ったけど、現実世界に戻った生存者たちの職業を知ると「えっ、嘘」と呟きたくなる人物たちが多いのでその点も注目の一つです。
20代男性
平凡な生活をしていた有栖良平が荒廃した異世界にワープし、げぇむという命を懸けたサバイバルデスゲームに挑戦していく様がひやひやドキドキのバトルが繰り広げられているので読むのが楽しい。また、命が懸かっているだけあり、読んでいてなんともいえない緊張感があるのがいい部分であると思う。げぇむというサバイバルデスゲームのテーマがトランプであり、スペードが体力がいる肉体型のゲームであり、ダイヤが知識が必要となるゲームであり、クローバーがオールラウンド型のゲームであり、ハートが心理型のゲームであるといったようにトランプがテーマになっている部分が面白いなと感じた。げぇむも難しさはトランプの数字によって変わっているという部分はわかりやすく物語に入り込みやすいなと感じた。このげぇむの構想が一つ一つしっかりと練られているのもいいなと感じる。また、このゲーム系やギャンブル系の漫画とは違い、げぇむの中にしっかりと人間ドラマが描かれている部分が面白い。登場人物それぞれがキャラクターがしっかりと目立っているため感情移入もしやすく愛着が湧くと感じた。また、絵もとても綺麗で迫力がある。登場人物が多いのにストーリー展開が迷子にならず、上手く進んでいると感じた。
20代女性
はじめは流行りのデスゲーム系で、人がむごたらしく死んでいくだけの話かと思っていた。けれど読み進めていくうちに、主人公が友人やその場で会った人たちと協力していく熱い展開、そもそも彼らがなぜ集められたのかという謎解き要素があり、先が気になるマンガだった。デスゲーム系は人間の醜さを全面に出し、騙し騙され死んでいく展開がオンパレードで読後感があまり良くないマンガや小説が多いけれど、この作品にはそれがなかった。だからといって、みんな幸せになったね良かったね、なんていう生ぬるい物語でもなく、そのバランス感覚のよさに読んでいながら唸ってしまった。子供も大人も誰もが考えたことがある「どこでもいいからどっか知らねー国に行きてーな」という主人公の願望が皮肉にも叶ってしまったところから物語はスタートするが、「どこでもいいとは言ったけれどこういうところじゃないだろ！」なんて突っ込みたくなる理不尽な世界でのサバイバルゲームにドキドキしてしまった。そして、平和な日常で意識していなかった命の重さと平和のありがたさを改めて思い知らされた。緊迫感のある話に加えて、不思議の国のアリスのようなどこか狂ったファンタジー感のある絵もその世界観に大きく影響していてマンガならではの面白さがあった。
20代男性
参加者が生き残りをかけて戦ういわゆるデスゲームもののストーリーなのですが、ファンタジーとリアルな感じが混ざり合っている独特な雰囲気が凄く面白かったです。ゲームもそれぞれメンタルを競うような内容だったり、体力を競うような内容だったり千差万別なので、そのときによって活躍するキャラクターが違ってくるところもワクワクできます。ゲームの場面の緊迫感はもちろん凄まじいのですが、それ以外の場面でも登場人物たちの心理戦が行われていたりするので、常に面白い状態が続いています。グロテスクすぎるわけではないけれど、命が絶たれる描写をしっかり見せてくれるので、さらに緊張感が高まります。登場人物たちの争い、ゲームの展開、死への緊張感などもあいまって、見終わったあとの余韻が凄まじいです。でも余韻を感じつつ、すぐ次のエピソードを読みたくなる面白さがこの作品にはあります。デスゲームをテーマにした作品はたくさん出ていますが、この作品は頭1つ飛びぬけたクオリティーを誇っていると思います。ちなみに最後の方になるとどんどんスケールが壮大になっていくので、ちゃんと物語を把握するためにも細かいところまで読みこむ必要があると思いました。終わったあともいろいろと考察をしたくなる、なかなか深い作品です。
40代男性
少しマイナーな漫画ながらもその物語に筋が通っているため、内容にハラハラする漫画でありました。デスゲームと同じような内容なのですが少しばかり目線が違った方向でストーリーが進んでいくので特にデスゲームが好きな人に喜んでもらえるようなお話です。しかしデスゲームと一線を画していると言えるような漫画といえるのは様々なオリジナルゲームが繰り広げられていき、主人公がそのゲームの中見事なまでに他のゲームをクリアさせていくという爽快感を味わうことができるからです。それぞれのテーマ性がしっかりしており読みやすいのですが、ややこしいゲームがあるばかりにすごく文字数が多くてややこしくペーシが進む時間が見事なまでに遅いと思われるかもしれませんが非常に読みやすい漫画であるというところはコマ割りを含め読みやすい工夫が漫画家によってされている漫画のであると感じることができます。わかりやすさを重視するあまり緊張感がなくなってしまうようなお話にはなっておらず、程よい緊張感と分かりやすさの絶妙なバランスのもとこの漫画のシナリオは進捗していくというところや、キャラクターを含めすごく読みやすく感じられました。キャラクターの一人一人を掘り進められてくれてますのでその一人一人のキャラクターも特徴があり分かりやすくなっているためすごく読みやすく面白いのであります。
30代男性
デスゲームをメインにした話にすると必ず同じような必勝法になってしまって途中で飽きることが多いのですが、今際の国のアリスの場合はカードの絵札に合わせてそれぞれ違った特徴の戦い方をする話になっており、体力戦や頭脳戦、騙し合いや殺し合いなど様々な人間模様が見られるところが非常に素晴らしくて魅力的です。また、なぜ人は生きるのかを最大のテーマにしている点もかなり痺れます。ただ人を騙して殺し合うことを目的としているのではなく、プレイヤー同士が助け合ってクリアしていくことで固い絆が生まれたり、キャラクターそれぞれの背景も丁寧に描かれていて主人公だけにスポットライトを浴びせていない姿勢が好感を持てました。それと、意外と女性キャラクターが強く描かれているところも新鮮で素晴らしいです。こう言った漫画のヒロインは大抵守られる側に徹することが多いのですが、主人公アリスのヒロインとして描かれているウサギは高いクライミング能力を持っているため、体力戦になった時に真っ先に戦う姿勢を見せてくれるところが格好良くて大好きだと思えます。その他、知能を活かしたゲームなど頭を使う要素も盛りだくさんで飽きることなく何度でも繰り返し読める作品になっていますし、友情や愛情、親との関係や裏切りなど熱い人間模様も描かれた素晴らしい漫画だったのでぜひ読んでみて欲しいおすすめ作品になりました。
30代男性
この作品を読んでいて、すごく色々なことに共感できることに気がつきましたね。主人公のアリスは自分が単なるモブキャラであると言うことを自覚していて、その境遇に対して悲観的な考えを示していくのですが、その姿にすごく感情移入できて面白いなぁと言うふうに感じました。「世界がゾンビだらけの街になったらいい」と思っていたり、いろいろたくさん妄想している感じがまさに高校生と言う雰囲気で目が離せませんね。そんなことを思っていると、深夜に大きな花火が打ち上がっている姿を見たことで、世界中が一変してしまうと言う流れがめちゃくちゃ驚きましたね。その花火の光を見たことで、町中の人たちが一瞬で消えてしまうと言う流れが本当に意味不明すぎて先の展開が気になって仕方がありませんでした。残っているのは、アリスと友達である苅部とチョータの3人で困惑している表情がとても興味深くて堪りません。もしこんな状況に自分が追いやられたら、どんな行動をとるかと言うことを色々と考えながら読み進めていくとすごく物語に没入できて楽しいですね。きっと自分だったら、しばらくの間は何も考えられるずにその場にとどまって、お腹が空いて食料探しに出かけるような気がします。
30代男性
平凡な世界から一転ら荒廃した異次元世界にワープした主人の冒険物語。命をかけた緊張感のあるサバイバルデスゲーム。その世界の超理不尽さに驚かされ、斬新な発想にハラハラします。魅力的なキャラクターも沢山登場します。未だに謎に包まれた部分もあり先が気になって読み続けてしまいまいます。あまり知られていないと漫画だと思いますが、もっと知名度があっても良いと思います。正直「ゲームもの」の漫画には飽き飽きしていないだろうか。「またそういう系ね」と思いつつ惰性で読んでしまう自分にうんざりしていないだろうか。そんなあなたに、「今際の国のアリス」。とにかくひとつひとつのゲームがよく練られていて、完成度が高い。緊張感も半端じゃない。子供の頃に感じてきたような、無邪気なドキドキを思い出した。アイデアの数々と確かなクオリティーでもって、最近の「ゲームもの」への失望感を完全に蹴散らしてくれた。感謝したいくらいである。結末は賛否両論あると思うが、私はこれ以上のオチは浮かばないし、特に文句もない。ただまあ、途中のスピンオフはちょっと多すぎる気もする。人が死んでいか話は好きじゃないと思い込んでいたのですが、ミステリーも面白いし、何より主人公の葛藤や生への執着に興味が湧きました。
20代男性
内容はとても面白い。好きだと思います。平凡な生活から一転、荒廃した異次元世界にワープした主人公の冒険物語。命を懸けた緊張感のあるサバイバルデスゲーム。その世界の超理不尽さに驚かされ、斬新な発想にハラハラします。魅力的なキャラクターも沢山登場します（ウザキャラもいます・・）。未だ謎に包まれた部分もあり先が気になって読み続けてしまいます。正直、「ゲームもの」の漫画には、飽き飽きしていないだろうか。「またそういう系ね」と思いつつ惰性で読んでしまう自分に、うんざりしていないだろうか。そんなあなたに、「今際の国のアリス」とにかくひとつひとつのゲームがよく練られていて、完成度が高い。緊張感も半端じゃない。子どもの頃のかくれんぼに感じたような、無邪気なドキドキを思い出した。アイデアの数々と確かなクオリティーでもって、最近の「ゲームもの」への失望感を完全に蹴散らしてくれた。直接的な残酷描写は、この手のほかの漫画に比べれば、比較的少なめになっていると思いますが、あくまでも比較的なので苦手な方はご注意してください。げぇむ自体も、一見、無理難題に思われるのに、冷静に種明かしを読むと「なーんだ、そう言われてみればそうだ！」と思えるトリックのような内容で、よく考えられているし、とにかく続きが気になる漫画となっております。
30代女性
いわゆるホラーアクション系の漫画だけれど「げえむ」のルールに則って勝ち筋を考えていく謎解き要素があるのが非常に面白い。主人公のアリスたちは「ビザ」がないとその時点で死んでしまうのだが、その「ビザ」を入手するための「げえむ」がよくできており、本作の魅力の主軸になっていると思う。「げえむ」は勝てば「ビザ」が入手できるが、失敗したり負けたりすれば死ぬようなものばかりで一種のデスゲームのようなものなのだが、きちんと攻略法が存在している。種類はトランプのカード記号に合わせた四種類で、それぞれに求められる能力の傾向があり、作中の登場人物たちは提示された情報をもとにそれぞれ行動をするのだが、同時に読者側もそれがどういう「げえむ」で、クリアするにはどうすれば良いのかを考える余地があるものが多く、これが読んでいて楽しい理由のひとつとなっている。また、「げえむ」の見せ方がうまく、初見殺しのようなものもあれば、「これしかない」と思った解法が間違っていたときの絶望感は尋常ではない。その「げえむ」に立ち向かう登場人物たちも魅力的なキャラが多く、それぞれの得意分野を生かして各「げえむ」を攻略していく様子は読んでいてハラハラする。また、生死のかかった「げえむ」の中だからこそ、登場人物たちがそれまでの生き方を見直し成長していくという王道な展開も熱い。ただ、直接的な表現は少ないものの、明確な「死」の描写があるため、グロ系が苦手な人には少し読むのが厳しいかもしれないが。
30代男性
実を言うと、第１部の時点では面白いと感じてはいませんでした。いわゆる「デスゲーム」ものであり、ゲームの失敗＝死という関係上、「どうせ主人公は絶対に死なないんでしょ」「どうせ苦戦しても何やかんやあって主人公が覚醒して無双するんでしょ」という感想でした。登場するデスゲーム自体もあまり面白くなくて、やたら多いひらがなでの固有名詞や、ゲームの結果発表がレジからレシートとして発行されるのを見て、「ＧＡＮＴＺをやりたいのかな？」とも思いました。ただ、人々が何故この世界に飛ばされてしまったのか、結末だけが気になるので読み続けていました。そんな冷めた目で見ていましたが、第２部に入ってからや、番外編をやり始めてから、一気に面白くなってきました。主人公不在のゲームは「どうせ勝つんでしょ」というお約束が通じず、全滅エンドも平気であり得る為、どれものめり込んで読んでいました。特に「はぁとのじゃっく」は、本当に誰が最後まで生き残るかが読めず、一番好きなゲームでした。生き残ったキャラが、このゲームたった１回で出番が終了してしまうのが惜しいくらいには気に入っていました。そして本編も、第２部が始まってからはゲーム内容も洗練されてきたのか、「どうせ勝つんでしょ」という気持ちは変わらずとも、どうやっていかにして勝つかというのが気になって、これも楽しく読ませて頂きました。「くらぶのきんぐ」にて、一番特徴が無く最弱のように思われていた「得意ジャンル：くらぶ」のキャラが逆転に貢献したというのが、これまでのゲームでトランプのマーク分けを行っていたのはこのシーンの為にあったのかと思うくらい、鮮やかな勝利でした。そして序盤から気になっていた「どうして人々はこの世界に飛ばされてきてしまったのか」という理由も、とても納得のいくものであり、ネタバレサイトで先に結末を読まなくて良かったと思えました。結論としては、最初はハッキリ言って面白くないと思いましたが、中盤から面白さが一気に加速した作品だと思いました。読んで良かったと思います。
40代女性
げぇむという残虐な殺し合いに突然巻き込まれる主人公たち。勝利イコール生存権の世界で、生きる意味さえあやふやになりなから、他者をかえりみる余裕もなく、必死でもがき続ける…。 メッセージ性の強い作品で、生きるとは、優しさとは、強さとは…と、いろいろ考えさせられました。所々でグロい表現が出てきますが、このグロさがこの作品には必要なんだよな、と納得させられちゃいます。 げぇむに勝って、ああよかった、という単純な話ではない、この作品。面白いです！ぜひご一読を。
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